ピティナ音楽研究所

ピティナ音楽研究所 研究成果報告会(2023年度)

ピティナ音楽研究所(PRIM)第2回目の活動報告会を実施します。
2022年4月に発足したPRIMには音楽学2名、音楽教育学2名計4名の研究員が所属しています。音楽研究所では音楽と音楽教育に関わる様々なテーマを扱います。今回実施するイベントでは、研究所の運営報告と、所属研究員による成果および経過の発表を予定しています。研究内容あるいは研究所の活動全体に関するご質問を受ける時間も設けます。
ぜひ、音楽学・音楽教育学の世界を覗いてみませんか。

日時 3月24日(日)14:00~(16:30終了予定)
会場 ピティナ本部事務局内 東音ホール (JR山手線・都営三田線 巣鴨駅 より徒歩1分)
受講料 無料(50名限定)
発表内容(予定)
上田泰史氏
■ 発表タイトル
ロマン主義時代のパリと芸樹家の生活空間:「スクワール・ドルレアン」(1830~1848)に関する調査報告

F. ショパン、J. ヅィメルマン、G. サンド、A. デュマなど同時代の芸術家・作家が住んだショセ=ダンタン地区は、1820年代から30年代にかけてロマン主義運動の中心となった新興開発地区である。芸術家たちが集ったスクワール・ドルレアンは、ロマン主義運動を象徴する生活の舞台となり、芸術領域を超えた人的ネットワークを作り出した。この報告では、地図史料・住所年鑑等から新たに明らかになった居住者の傾向、棟の位置について最新の調査状況を提示する。

  • 上田氏は2022年9月に着任のため、1年半の報告となります。
研究の展望(2022年度)
高橋舞氏
■ 発表タイトル
ブルグミュラーコンクール出場者のMIDIデータにおける速度変化の分析

昨年のブルグミュラーコンクール銀座花椿地区における出場者のMIDIデータを可視化し、速度変化に着目して分析した。従来の演奏研究で用いられてきたWAVEデータとの違いについても述べる。

研究の展望(2022年度)
甲斐万里子氏
■ 発表タイトル
ピアニストの熟達化過程における留学経験の意味

2023年度は、2022年度より進めていた若手のピアニストに対するインタビュー調査から得られたデータの分析を主に行い、その一部を用いて研究論文「ピアニストの熟達化過程における留学経験の意味 ― ピアニスト4名への半構造化インタビューを通して ―」をまとめた。当日は、その内容と、残された課題および今後の研究計画について発表する。

     
  • 本発表は,約半年間の研究活動の報告となります。
研究の展望(2022年度)
石川裕貴氏
■ 発表タイトル
ピアノ演奏指導における言語の在り方:哲学的検討を踏まえたエスノグラフィーの結果に着目して

昨年度は、ポスト構造主義を視座として、ピアノ演奏指導における言語の在り方ついて、哲学的に検討した。今年度は、その結果を踏まえつつ、エスノグラフィーにより質的に検討を行った。

研究の展望(2022年度)
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